カテゴリ:ビジネス

実践! タイムマネジメント研修: より少ない時間で、より高い成果を出すために

 

実践シリーズの1冊目。Kindle Unlimitedだけでなく、Prime Readingにも含まれています。

実際の研修を本の主人公の立場で受ける構成であり、研修の流れに沿って話を進めていきます。そのためにエッセンスだけを求める人には少し冗長かもしれませんが、だからこそ頭に定着することもあります。

 

研修の初めに講師から伝えられることは以下の通りです。

言語化→思考

 

研修を通して学ぶことについて、できていないことについてはそれを取り入れればいいですが、既にできていることについては、なぜできているのかを理路整然と説明できるか。

○○だからできているんだと頭が理解することで、それは心の安定につながるとのこと。なんとなくで終わらせない、それがまず初めに大切なことと伝えることから講義が始まります。

 

タイムマネジメントと題していますが、時間管理に収まらず、重要性や緊急性に考慮したタスク管理、そのタスクが本当に必要なのか、そのタスクの設定は正しいのか、過剰品質や自己満足に陥っていないかと考え直させられます。

おそらくここでそのあらすじを書いたとしても、順を追って読むことで理解を深められる、研修を疑似体験できる大変よい書籍です。

おすすめです。

 

「いまどき部下」を動かす39のしかけ―――その「任せ方」、もう通用しなくて当然です。

いまどき部下を動かすには自分が合わせるしかないということがわかる一冊。

人を動かす方法を言語化人を動かす方法を言語化していますので、部下でなくとも、同僚や上司を動かす方法としても活用できます。

 

状況をどう言語化するかによって考え方がわかり大変興味深かったのですが、この著者の率直かつ現実的なところが「任せられない人には「小さな仕事」をさせる」という項目です。

部下を信頼し、失敗も経験させて育てるものと主張しつつも、主にモラル面とはなりますが、根本的にこいつは駄目だと判断することも時には仕方ない、と。

今までに見た他の本ではどうにかする方法しか書いておらず、どうにもならない場合には触れていませんでした。

正直で、著者にとても好感を持ちます。

 

【全ての基本】会社では教えてもらえない 集中力がある人のストレス管理のキホン

 マインドフルネスをベースに、ストレス管理と業務の進め方を指南した一冊。

余裕の無い人に是非読んでほしいです。

また、関連書籍として同じ著者の本をもう2冊。少し詳しく書いてありますので、購入はともかくkindle unlimitedで読み放題ですのでそれぞれ目を通してはいかがでしょうか。

マンガでわかる! 情報整理術〈超入門〉、幼稚園児でもできた!! タスク管理超入門

 

 マンガでわかる! 情報整理術〈超入門〉とタスク管理入門は「インボックスゼロ」でメール整理・ファイル整理・タスク管理を行うことを紹介する書籍です。

インボックスゼロとは受信トレイに入ったメールをすぐに振り分けて、受信トレイの中を空っぽにするメール管理方法です。

インボックスゼロについてはその時間が無駄という意見もあるそうですが、一担当者としては、無視してよいようなメールなんて基本的になく、一応見てから要・不要を判断しなければなりません。

タスク管理についてもメモ魔になり、全て記録していくことはアセットマネジャーとして信頼される重要なスキルです。 

読んで当たり前と思えば自分は立派な社会人だということで。

それぞれ、十数分で読み切れます。

コンサル一年目が学ぶこと

記念すべき1冊目の紹介はコンサル一年目が学ぶこと

この本では、大石哲之さんというバリバリのコンサルタントだった著者が、他のコンサルタントを含む多数のプロフェッショナルへの取材を通じて30個の重要なスキルを以下の4章に分けて、誰でも役に立つ、普遍的なビジネススキルを厳選して解説しています。

本書は、社会人一年目からベテランまでのみなさんに、
普遍的に役立つスキルを身につけてもらいたい、
それも、一過性のものではなく、15年、20年と、
生き続けるスキルを身につけてもらいたいと思って書きました。

そこで、各界で活躍する元コンサルタントの方に取材をし
15年前の新人時代を思い出してもらうことにしました。
そして、新人時代に学んだことのなかで、
15年たっても記憶に残っていること、15年たっても役に立っていること、
つまり、職種・業界が変わっても通用し、また、リーダーの立場や
経営者の立場になっても通用していることを挙げてもらいました。

それこそが、 15年を経て磨かれ光り輝くようになった
ダイヤモンドの原石にあたるようなスキル・経験だからです。

 

 

1.話す技術

2.思考術

3.デスクワーク術

4.プロフェッショナル・ビジネスマインド

 

上記4分類に分けられた一つ一つのスキルは、結論から話す、端的に話す、ロジックツリーやアウトプットドリブンといった、仕事をされている方なら自然と身につけているべきスキルばかりです。

ただ、本当にこれが全てできている人がどれだけいるか。外資コンサル業界なら大半ができているのかもしれませんが、不動産業界ではそんなことはありません。

これらの30選のスキルがしっかりと身についていれば仕事ができる人と周りから思われる、そんなスキルが詰まっています。

会社の新人に身につけてほしいスキル30選と言える一方で、人事評価シートに書くことに悩んだときに自分に足りないものは何かを確認する本としても有用です。

 

わかりやすく、すぐに実践できるスキルが詰まっており、ビジネススキル書を読むならまずこの一冊と自信を持っておすすめします。